第10回 yoku aruku

12日に第10回の記事をアップします。今回訪れたのはとある公民館。高齢化・過疎化・車社会そのもの、といった町にできたばかりの建築です。いうまでもなく建物をあつらえただけでは町の起爆剤にはなりえません。それをいかに育てていくのか、ここからは人次第だと思うのです。設計者はその使い手たちをどこまで具体的に考え、建築というかたちにできたのでしょうか。
師走も間もなく半ば。年末年始には帰省する方も多いことでしょう。「いつもの私」ではなく一歩ひいたところから、設計者・施主・住民になりかわりながら、故郷のこれからを考えてみたいものです。