2014-03-01から1ヶ月間の記事一覧
ぺレイラはわたしかもしれない。母、あるいは妹かもしれない。リスボンの一市民、ある男。肥満したからだの内奥で、レモネードでごまかしてきた、「生のない生」。ゆすぶられ、ほころんだ糸は、ついにその先の精神の塊を、閉じた軌道から放つ。個人の精神、…
建築という物語、そして一人ひとりの「これから」石山修武がよくわかる会だった。建築の講演ではない。テーマは「これまでのこと」ではなく「これからのこと」、かたちのない未来なのだから。(鈴木さんの逝去が心から惜しい。磯崎さんが体調を崩して欠席さ…
はじめに言葉があった。世界という名の物語がそこから生まれた。アマゾンの密林、ユダヤの星のもと、こおろこおろとかき鳴らした海にも。「緑の家」の幻惑とは違う、畳み掛ける言葉と、重なり合った時の流れだった。リョサは私を励まし、くじけさせる。夢を…
設計も家事も、もてる最高の感性と心からの喜びで行いたい。でも与える偽善に陥らないよう、与えられることへの気付きを忘れず、ありがとうといいたい。「心づかい」が「サービス」というビジネス用語となってひさしい。24時間ぎらつくコンビニ、歩いてい…