2011-04-01から1ヶ月間の記事一覧
アニメだ。
1981年の作品。純然たるアメリカ小説。 ポストモダン版「大草原の小さな家」では、と思うのですがいかがでしょう。 - 小説にも流れる時代の空気は、私には実感が伴わない。だから単なる読み物として読む。アメリカ的というか、小学生のころのワイルダー「大…
「悲しみよこんにちは」でデビュー、18歳にしてフランス文壇の寵児となる。その自由な生き方から生涯取りざたされたらしい。 本書は壮年期を迎えた彼女へのインタビュー集。自由、孤独、愛−彼女の真っ正直な言葉に、女性読者ならばとくに共感するのではなか…
ハバナへの複雑な思いこそ引力。遠い地の果てから、遠い過去から物語が引き寄せられ、縒りあわされて彼女のいま・ここ、マイアミへと至る。 女性にしかもちえない眼差しと感覚でもって描かれた一冊。(妙な表現だけれども)カクテルにたとえるなら、熱風すら…
同じく読書倶楽部でロングヒット。 心に深く負った傷、そこから始まる様々な問いー心からの反省とは、あるいは復讐とは、本当の救いとは。逡巡の帰着点は自分自身への痛いほどの疑い。それらが正面から描かれている。 - 小説らしい小説を久々に読んだ。(こ…
過去と未来 どちらを描きたいか、と問われたら 他者と自身 どちらを描くべきか、と問われたら 躊躇いなく前者を択ぶ でもそれのはきっとむつかしい 過去へも他者へも 今のわたしには視線が足りないから
□問1 適切な順序に並べ替えなさい。独白 感想 評論 書評 随筆 □問2 適切な言葉を選びなさい。narcissistic, sentimental, ironical, critical, nonsence
読書倶楽部にて大評判だった一冊。 世界観は比較的緻密だが単純、ゲーム的。今は懐かしいAKIRAや攻殻機動隊と大差ない。それでいて現実にひたひたと肌にへばりつくような気味悪さが残る。 作者は本作品執筆ののち、若くして病床生活を終えたという。たとえ続…
コロンビアでのジャーナリスト連続誘拐事件を描いた力作。地球の反対側、剣呑な国にあって現実味は感じられないものの、緊迫感にはのみこまれる。 出自であるジャーナリストとしての腕とノベリストとしての言葉の効果は絶妙。幾分の二重性も感じさせない。「…
yoku o yogu を yoku yomu にリニューアルです。
陶磁をしりたい方にはあまりおすすめしない。百聞は意見にしかず、というわけだ。 日本の諸相を垣間見たい、そんな方にはぜひよんでほしい。 見慣れすぎた日本列島も、教科書的な日本史も、眼が違えばこんなにも違う。 (2010年10月)・・・・・・・・・・・…
世俗的な消費社会にどっぷり浸かった今、 自らの立ち居振る舞いをいかに選択するか?選択しうるのか?「民」芸を掲げながら、常に最上の高みにある頑な彼の立場。頭で彼の立ち位置を理解しながらも、 すでに消費社会というシャーレで生を受けた私は ざらざら…