2013-09-01から1ヶ月間の記事一覧

焼きそばうえだ さくらももこ ☆☆☆

人前で読めない作家ナンバーワン、さくらももこ。今日、早朝の大江戸線でにやけていたお姉さんは私です。 正直すぎて本気すぎて面白い、くだらないのがわかっていてもくだらない。バリに焼きそば屋つくってしまうなんて。それも、ただの思いつきと、ノリと運…

日本人の知らない日本語 ☆☆

きれいなお姉さんから貰った本、二冊目。外国人のための日本語学校が舞台。あるある、そういう外国人の際どい質問!しんどい質問!笑って済ませられないけれど、止まらぬ苦笑い。 言葉は生き物、そして生物。交配し、腐敗もします。

memo 0920/ひとと会う

同窓との再会がつづく 建築を熱く語る日々は過去 年相応の話題が大半をしめる 彼女らが母となったせいか 彼らと深酒をしないためか どちらも原因にはちがいない 今や母業と設計を兼務する彼女たち 逞しさと穏やかさが同居する 一方の同志たち ロンドンからの…

exhibitions

1榮久庵憲司とGKの世界(世田谷美術館/08) 2C・ケレツ展(ギャラ間/0902) 3終わりから始まるものがたり―25の問いと100冊の本―(日比谷図書館/0913) 1夏休み終盤。中学生の姿が目立つ。榮久庵さんの達観は彼らには怪しすぎるのでは。半端に知識がない…

essay 0811

途方もない時間の結晶だった。空まで抜ける透明を、太陽に透かし見る。涙ほどの虹が輝き浮かんでいる。 「火と氷の国」といわれるアイスランド。氷河は、火山を覆って広がり、陸地の一割以上を占める。切り立つ氷壁、鏡のごとき魔術をみせる湖、空と大地を切…

日本語を書く作法・読む作法 阿刀田高 ☆☆☆

◆母語のこと ◇英語を母語とする人口は多くはないはずだ。アジアでは日本語、フランスやイタリアの山奥ではドイツ語が案外役立つ。言葉の地図を彩る筆は、統治の禍根だ。 ◇観光国アイスランドでは、警備員や主婦まで、誰しも英語が堪能だ。現地語を聞く機会と…

いろんな気持ちが本当の気持ち 長嶋有 ☆☆☆☆

・・・同じく、7月に読みっぱなしにしていました。おもしろかったこと、もっともだったことしか覚えていない、ちょっと情けない状況。本のタイトル探しのエッセイが面白かったような。