ドイツ語映画

みな口をそろえていいますね。フランス語は美しい、ドイツ語は汚い。英語を専門にしていた祖父は「馬の言葉」といって嫌っていました。緊張感だけではなく、優しく深い響きもないでしょうか。

この土日にみた映画は偶然、共にドイツ語でした。その音から離れて3年がたちますが、案外耳は覚えているもの。わりと聞き取れて嬉しかったです。

ピアノマニア
どうしてまたそんな地味な映画を?と大笑いしたのは、私の音楽の先生です。理解できる領域を超えていて、すごかったですよ、先生。まあ途中、少々寝たけれど。ピアノの音がよすぎたのかしら。

マルタのやさしい刺繍
北イタリアの南チロルにも似た、スイスの風景、あの伝統に偏屈な感じ。老・女子力でそれをユーモラスにくつがえす、ほほえましい映画。個性ある人物ばかりでなく、もっと風景や小道具も効果的に織り込めばいいのに。なまりが新鮮(北ドイツ基準ですが)。