FILM

ふたりのイームズ ☆☆☆

ふたりの物語は、アメリカの時代そのものの体現する。世界大戦が生んだ技術史、大戦後の女性史、そして冷戦がつくったメディア史。かれら自身をもふくめたすべてが作品であり製品だ。 画面構成はポップ、作品構成はシンプルにして、デザインをとりまく問題を…

ロッタちゃん

ちょっとわかってしまいました、私のドイツ語でのお返事JaとかNeとか、スウェーデンのこの五才児?レベル!?スウェーデン語ってこんなドイツ語に近いんだ。びっくり。 「なんでもできちゃうの」ってロッタちゃん、小生意気でかわいいヨ。さりげない色使い、…

SOUND OF MUSIC ☆☆☆☆

十数年ぶりに観る、不朽の名作。ペギー・ウッド演じる修道院長が、今みても一番慈愛に満ちて、美しかった。勇気づけられます。

フラメンコ・フラメンコ @ル・シネマ ☆☆☆☆

鮮烈。緊張と揺らぎ、張りつめた筋肉や弦から解放されるエネルギー、皺ひとつにこめられる時間、個と集い。生から死、ふたたび生。映画の構成はきちんとループをなす。最後にそれをふっと開いてみせ、観衆が劇場から街へと還ってゆける仕掛け。奏でる、書く…

IN THE SOUP ☆☆☆

映像がきれい。しかし予定調和的なプロットでもある。昨日は大雪の東京。ニューヨークのそれとは似つかない。

ドイツ語映画

みな口をそろえていいますね。フランス語は美しい、ドイツ語は汚い。英語を専門にしていた祖父は「馬の言葉」といって嫌っていました。緊張感だけではなく、優しく深い響きもないでしょうか。この土日にみた映画は偶然、共にドイツ語でした。その音から離れ…

◆2011年秋 第2弾 たまにはカラッと お気楽映画祭

■ルド&クルシ ☆☆ 2011.09.03 G・G・ベルナルを暇つぶしに見ようか、程度。ストーリーはともかく、バナナ農園や村の風景がとても好きでした。メキシコ、いきたい。■ラブ・アクチュアリー ☆☆☆ 2011.09.11 女子が大概お気に入り映画に挙げ、レンタル屋ではかな…

◆2011年秋 第1弾 ときにはいろいろ考える 映画祭

読書だけではもったいない秋。お盆明け以降の備忘録です。第一弾はドキュメンタリー映画祭。 ■タケオ ダウン症ドラマーの物語 もしもタケオくんが身近にいたら、まずは戸惑うでしょう。彼の自由さを持て余しはしないかと恐れながら。改めて、自由さとはなん…

◆2011年夏休み 独り気ままに映画三昧

■ペーパー・バード [Pajaros de papel] ☆☆☆☆ ちょっと生意気で可愛らしい子供、不器用な男、そして劇場。これだけ揃っておもしろくない筈がない。(ニュー・シネマ・パラダイスがよい手本。他にもあったような。)まんまとハマってしまう魅力あるストーリー…