明日をひらく言葉 やなせたかし ☆☆☆

「人生はよろこばせごっこ」。これぞ人生最大のよろこび。ほんと、このひとことにつきる。簡単じゃあないけどね。

名作「てのひらを太陽に」誕生秘話がなんともいい。その日も徹夜をしていたという四二才の彼はふと、子どものころのように懐中電灯を手のひらにあてる。「すると、血の色がびっくりするほど赤く透けて見える。あんまりにもきれいで見とれてしまった。これほど絶望しているのに、赤い血が脈々と流れているんだ。」

今日は妹の誕生日。彼女にふさわしい一冊をおくります。しかもこの本、昨日発行ときがつきました。なんというめぐり合わせ。今年も、いいことがめぐってくるよ、きっと。