ある新書

働き方や女性の生き方を「説く」本はやたら多い。たまに読んでます、ゴシック体だけ拾い読めば賞味10分くらい。今日は3冊流しました。およそ私でも書けることが書いてあるので、時間は浪費しないよう、この感想文も推敲しないつもり。

うち一冊は、超大手不動産商社から独立起業したベンチャー社長によるもの。私の業界は幸い、お施主さんと健全な対話がある限り十分にやりがいを保てます。大企業であろうと一匹アーキテクトであろうと。お金のさもしい世界とは違うのです。

さて何がしたいかですが、甘いといわれようと「ゆたかになる」ことがすべてです。偉そうな大義がなくてすみません、せっかく立派なカトリック精神のもとに教育を受け、多分立派な会社に勤めているのに。

傾いている日本相応の生き方を確立するには、時間が必要です。その渦中、建築をつくるプロセスにおいて、施主と私とがともにこらからのゆたかさわー学ぶことが、今できることであり、すべきことだと思います。

理想は、彩あふれる季節と絵本に囲まれ、そこに世界の子供たちがゆたかに育つこと。現実は、土埃の現場に力強い建築をあらわすこと。土日の夜は、酔っぱらっていてごめんなさい。でも正気です。とっても正気。