WORK SHIFT リンダ・グラットン プレジデント社 ☆☆

“CHANGE”はどこにいったのだろう。あの言葉は大きな期待をもたらした。本書の掲げる“SHIFT”は似て非なるものだろうか。生き方、働き方を自己の責任で個々人がかえようとするとき、それはコインの裏表をひっくり返すようなものではなく、金貨をおもって銅貨を磨くようなもの。確固とした理想と絶え間ない努力、さまざまな段階の仲間や友人。言うは易いし、現実は難い。それは“CHANGE”も“SHIFT”も同じだが。

本書に書かれている「カリヨン・ツリー型」の働き方に賛同する。小中高・大学⇒就職⇒定年。その生き方はもはや保障されないし、求むところでもない。もっと学び考えたい、人と知り合いたい。必要なのは勇気。