カンブリア宮殿 村上龍×経済人 社長の金言2 ☆☆

■日本を支えてきた会社人とは

朝は5時起き、夜も遅く、下手したら土日まで、真面目なサラリーマンをしている。ところがいまだ、時折違和感を感じる。育った環境のせいだろう。

けれども最近、やっと日本のお家柄、会社風土が判ってきた。会社員を謳歌している他業種の友人や、この本のおかげだ。(元のTV番組はみたことがない。TVを10年近く置いていない。)

この番組が求められているとすれば、日本の会社風土が今、褪色しつつあるからか。けれども会社の崩壊は、善し悪しはともかく、メディアが演出している感が否めない。

たとえば、欧米をモデルに転職が囃し立てられる。肥大化した今の若者の自己愛につけこんでいる。あるいは、経済大国中国への焦燥感と危機感を煽る。それは外交(領有権等)の問題と、意識の上でつながる。


■セコム原口副会長 「危機感よりも好奇心」

道を切り開いている人。希望がもてる。利益ありきで、ただその前提に正しいことしようという意思がある。

ものづくりの不在を嘆いたところで、ただの安っぽい感傷だ。業界のダメ体質に愚痴をいうのでは、ただの酔っ払いだ。でも自分はこの片隅で何を発信できる?今はひとつひとつを重ねることに徹している。その先に見据えるものは?あるにはある。でもどうやって?

建築。豊かに暮らしたいという、とても素直なところから始まっているもの。まずは自分が豊かであるのがスタート。ひとり、歯をくいしばればすむのもではない。

・・・7月に読み放し、忘れていた感想文を掘り起こしました。気恥ずかしい。