窓をあけると 池部良 ☆

エッセイのつもりで読んだところ、実はさまざまなな人のショートストーリーでした。それもまた新鮮。1編、2000字程度。ちょっと江戸気質なおじいさんの、些細な失敗談・グチものが多く、私はそもそも読者層からはずれている?
とはいえ家族ネタが書けるのは羨ましい。絵に描いたような家族の風景、日本にいかほどあるのでしょう?さもしい独り暮らしが長く、感覚が鈍っています。
池部さんは作家ではないですし、文は上質ではありませんが、プロット風の文、自然体の登場人物たちは魅力的です。