2011-11-08 春宵十話(ほか) 岡潔 ☆☆☆☆ 日本 文化 社会 教育 エッセイ およそふた種類の人間がいるらしい。教育者と実業家。ともに確かな眼と判断力をもつ。違いはその先、ただ一点だ。だがその一点が実に正反対なのである。 ひとをつくるひとのいうことには「真我になってこそ、人々は心が一つに溶け合うことが可能なのです」、くわえていわく「私は世の中に警告してきました」 ひとをつかうひとのいうことには「大我は大我であってよろしい、小我は小我なりに生かしていく」、くわえていわく「私はすべてを肯定するのです」 岡潔と松下幸之助の対談より。